2017年6月17日土曜日

絵で見るトンボ幼虫同属他種比較-ギンヤンマ属

 上) ギンヤンマ亜終齢幼虫

上)クロスジギンヤンマ亜終齢幼虫  

どちらも非常によく似ていて、一見すると見分けがつきにくい、と言われるヤゴですが、よく見ると、次第に様々な部分の違いが見えてきます。

両種とも普通種で、日本各地(沖縄と北海道でも中~北部を除く)で、よく見られます。
同属ヤゴの違いを調べる最適な2種です。

2017年6月8日木曜日

トンボ・ヤゴ 質問箱 2017

トンボ

1.Q 羽ばたく回数
 A 飛び方によって違います。
   まっすぐ飛ぶときはあまり羽ばたきません。くうちゅうを飛びながら止まってい
   るとき(ホバリング、といいます)は、羽ばたく回数が多くなります。

2.Q 翅(はね)の枚数
 A ほかの昆虫と同じ、4枚です。トンボは前の2枚と後ろの2枚をべつべつに動かすこ
   とができます。りゆうは飛んでいるときにバランスをとるためです。急に向きをか
   えたり、飛びながら止まっていたりするときに便利です。トンボには前のはねと
   後ろのはねの形が同じタイプと違うタイプの2しゅるいあります。

3.Q 目の良さは?
 A トンボの目は動くものを見る力がすぐれています。トンボは「こんちゅう」ですか
   ら、人間の目とは違う形をしています。「まぶた」がないので「まばたき」はでき
   ません。そのかわり小さな目がたくさん集まった「ふくがん」という目のかたちを
   しています。なので、トンボの目の「見え方」は人間の目の「見え方」と違うので
   「何倍か?」はわかりません。

4.Q 飛んでいる時間はどの位?
 A トンボは太陽の光が当たっている時間しか飛びません。
   雨の日は飛びません。また、曇りの日も飛ばない事が多いです。
   秋になって気 温が下がると、アスファルトの地面にペたっと止まっている
   トンボを見かけることがあります。トンボは太陽の光を受けて、体温を上げてから
   でないと、活動が出来ないためです。

5.Q トンボは夜は寝ますか? どこで寝ますか?
 A トンボは太陽の光がないと活動できないので、夜は寝ています。夏から秋にかけて
   夕方、蚊(か)などの昆虫が飛び始めます。トンボはそれを食べるので、この時間
   たいがトンボにとって「ばんごはん」の時間になります。夜になるとオニヤンマや
   ヤンマの仲間は木にぶら下がって、中くらいの大きさのトンボや小さいトンボは
   草の上で寝ます。

6Q ヤゴはトンボになってから水の外へ出るのですか?
 A ヤゴのすがたのまま水の外へ出て、トンボになります。ヤゴからトンボになる脱皮
   を羽化(うか)といいます。ヤゴがおおきくなって、小さくなった殻を脱ぐときは
   水中で脱皮します。ヤゴはこんな脱皮(だっぴ)を12かいくらいして、最後は水の
   外へ出て、ヤゴの殻を脱いでトンボになります。

7Q ヤゴは小さいのに、大きなトンボになれるのはどうしてですか?
 A 大きなトンボでも、卵のときはせいぜい2みりくらいで、卵からかえったヤゴもその
   くらいです。ヤゴは水の中で、だっぴをくりかえして、だんだん大きくなっていきます。
   トンボになるすぐ前になると、大きなトンボはヤゴも大きく、小さいトンボはヤゴ
   も小さいですね。

8Q どうしてトンボの子供のことをヤゴというのですか?
 A よくわからないのですが、ほんとうは「ヤンマの子供」という意味だというはなし
   もあります。ヤンマというのは、オニヤンマとかギンヤンマ、というトンボのなか
   でも、からだのおおきなトンボですね。でも今では、赤トンボやシオカラトンボな
   どの、中くらいのおおきさのトンボもちいさなトンボでも、子供は「ヤゴ」と呼び
   ます。

9Q どうしてヤゴは脱皮しておおきくなるの?
 A みなさんは、エビやカニを食べるとき、体の真ん中には骨(ほね)がなくて、体のそ
   とがわにかたいカラがあるのがわかりますよね。昆虫(こんちゅう)やクモなども
   同じような体のこうぞうになっています。こういう体のつくりをした生物を「無脊
   椎動物(むせきついどうぶつ)」と呼び、体を包んでいるカラを「外骨格(がいこ
   っかく)」と呼びます。にんげんやいぬやねこなどの哺乳動物(ほにゅうどうぶつ
   やカラスやスズメ・にわとりなどの鳥やトカゲやかえるなどの爬虫類(はちゅうる
   い)や両生類(りょうせいるい)などの体のなかにかたい骨がある生物は「脊椎動
   物(せきついどうぶつ)」といい、
   骨は「内骨格(ないこっかく)」と呼びます。私たちが成長すると、骨も伸びま
   す。みなさんのしんちょうが高くなるのは骨がのびるからです。ところが「外骨格
   -つまりカラです」はいちどできあがってしまうと伸びることができません。なの
   で、こんちゅうなどのようちゅう(ヤゴもトンボのようちゅうなので、ここにふく
   まれます)はからだが大きくなるたびに、カラを脱ぐひつようがあります。これを
   脱皮(だっぴ)といいます。だっぴをするときにはもうからだのひょうめんに新し
   いカラが用意されています。

10Q  ピンチになったときのヤゴの逃げ方は?
 A  おしりの先から水をジェット噴射(ふんしゃ)させて逃げます。イトトンボなどの
   体が細くて、おしりの先に「えら」がついているヤゴは、ジェット噴射が出来ない
   ので、魚のような泳ぎ方をして逃げます。

ばんがいQ どうして、おたまじゃくしはかえるになるとき、しっぽがなくなるの?
    A 9の質問の回答で、かえるもにんげんなどとおなじ「せきついどうぶつ」のな
      かま、といいましたが、「おたまじゃくし」は、みなさんがおかあさんのお
      なかのなかにいるときと同じじょうたいなんです。かえるになって、しっぽ
      が無くなったときは、みなさんがお母さんから生まれたときです。みなさん
      が卵のときは、実はお母さんの体の中です。にんげんや、いぬやねこ、うさ
      ぎやねずみ、うしやうまなどの「哺乳動物(ほにゅうどうぶつ)-おかあさん
      の母乳(ぼにゅう)を飲んで育つ動物」の卵は母親のからだのなかにあって
      親と同じ姿で外に出ます。鳥などは、おたまじゃくしからかえるの姿(親と
      同じ姿)になるまで、卵の中で育ちます。かえるは、みなさんがおかあさん
      のなかにいるじょうたい、鳥は卵の中で育つじょうたいと同じじきを水中で
      過ごすのです。しっぽは水中を泳ぐために便利ですが、かえるの姿になって
      、水の外で生活するようになると、じゃまになるので、無くなるのです。