2016年1月27日水曜日

図鑑の1ページ風に。

図書館などに置いてある、かつての外国で制作されたような、写真ではなく、細密画で描かれた大型図鑑の1ページのような雰囲気にしてみました。






2016年1月14日木曜日

日本産ギンヤンマ属( Genus Anax Leach,1813 ) 終齢幼虫4種の彩色全形図

日本(小笠原諸島・南西諸島を含む)に生息するギンヤンマの仲間は4種類です。

これまでも紹介してきたギンヤンマ・クロスジギンヤンマの他、南西諸島に生息し、台風などを利用して本州にもやってくるオオギンヤンマ( Anax guttatus BRUMEISTER,1939)、南西諸島に生息し、それ以北には見られないリュウキュウギンヤンマ( Anax panybeus Hagen,1867 ) などが含まれます。

それぞれ特徴がありますが、区別としては、オオギンヤンマのヤゴは他種のヤゴよりも頭部が上下に長い(高い)ことで区別できます。さらにギンヤンマは(クロスジギンヤンマ・リュウキュウギンヤンマ)と比較して、頭部全体が三角形に近い形状になる(後頭部が幅広く、やや角張る・複眼先端に膨らみが無い、など) さらに複眼内縁の淡色部が独特の形状(水牛の角のような形)になることで区別が出来ます。

残りのクロスジギンヤンマとリュウキュウギンヤンマですが、こちらは難しいですね。もっと精細な観察が必要になります。でも、ご安心を・・。両種は分布が殆ど重ならないのです。ですから同所で両方が見つかることはまず無い。といってよいと思います。