ギンヤンマ Anax parthenope julius BRAUER,1865
トンボ目・不均翅亜目・ヤンマ上科ヤンマ科ギンヤンマ亜科ギンヤンマ属
2016年3月13日日曜日
2016年3月7日月曜日
2016年2月16日火曜日
スジボソギンヤンマ?と思しきAnax終齢個体。 ♯トンボ幼虫(ヤゴ) ♯ギンヤンマ♯南伊豆町
2月の初旬、自宅の庭のヤゴ飼育容器を確認したところ、Anax(ギンヤンマ属)の幼虫(♂)が終齢になっていました。当初、ギンヤンマ(Anax parthenope julius)とばかり思っていた個体でしたが、終齢になったものをよく見ると「?」の部分が目につきました。
ギンヤンマの終齢と比較してみましょう。
続いてクロスジギンヤンマ終齢幼虫の全形写真です。
全体的に、何となく違う。と、感じられると思います。
では、次回は具体的に「何所が、どう違うか?」を各部分(頭部形状・下唇部の形状・尾部の下付属器(♂)原器)の違いを見ていきましょう。
頭部は、ギンヤンマ(真ん中)はとくに複眼が縦に長く、幅が狭く、先端に行くにつれて次第に先細りしています。それから、これは終齢幼虫に特にはっきり見られる特徴ですが、複眼の中に色の淡い部分(複眼内縁淡色部)が見えますが、ギンヤンマではその部分が長く伸びて、途中から「水牛の角」のような特徴的な形状になります。さらにその両複眼先端部間の幅が広く、且つ前方へ強く突き出ているのが特徴です。後頭部(「頬」の部分)は幅が広く、がっしりして、ややえらが張ったような感じに見えます。
それに対し、クロスジギンヤンマ(下)の頭部形状は複眼はギンヤンマよりも幅広く、先端部もそれほど先細りせず、むしろ膨らみ気味にになっています。さらに、複眼内縁の淡い部分もギンヤンマのような特徴的な形にはなりません。両複眼間の幅はギンヤンマよりもずっと幅が狭く、小さいのが特徴です。後頭部はギンヤンマよりもずっと華奢な印象で、「えら」もあまり張っていません。
2種の幼虫の頭部の違いを比較したので、それを基に一番上の終齢幼虫の頭部を検討してみましょう。先ず、複眼の形状はギンヤンマ同様、縦に長く、幅も狭いのですが、先端部はギンヤンマ程、先細りしていません。複眼内縁の色の淡い部分ですが、幅が広く大きいのが特徴と言えますが、先端部はギンヤンマのような「水牛の角」のような形にはなっていません。両複眼間の幅もギンヤンマよりも明らかに狭い感じがします。後頭部はギンヤンマによく似ています。
2016年1月27日水曜日
2016年1月14日木曜日
日本産ギンヤンマ属( Genus Anax Leach,1813 ) 終齢幼虫4種の彩色全形図
日本(小笠原諸島・南西諸島を含む)に生息するギンヤンマの仲間は4種類です。
これまでも紹介してきたギンヤンマ・クロスジギンヤンマの他、南西諸島に生息し、台風などを利用して本州にもやってくるオオギンヤンマ( Anax guttatus BRUMEISTER,1939)、南西諸島に生息し、それ以北には見られないリュウキュウギンヤンマ( Anax panybeus Hagen,1867 ) などが含まれます。
それぞれ特徴がありますが、区別としては、オオギンヤンマのヤゴは他種のヤゴよりも頭部が上下に長い(高い)ことで区別できます。さらにギンヤンマは(クロスジギンヤンマ・リュウキュウギンヤンマ)と比較して、頭部全体が三角形に近い形状になる(後頭部が幅広く、やや角張る・複眼先端に膨らみが無い、など) さらに複眼内縁の淡色部が独特の形状(水牛の角のような形)になることで区別が出来ます。
残りのクロスジギンヤンマとリュウキュウギンヤンマですが、こちらは難しいですね。もっと精細な観察が必要になります。でも、ご安心を・・。両種は分布が殆ど重ならないのです。ですから同所で両方が見つかることはまず無い。といってよいと思います。
2015年12月26日土曜日
2015年12月14日月曜日
『トンボ通信94号』の写真資料
前回、ご紹介した、房総蜻蛉研究所発行の『トンボ通信・94号』に掲載された、拙論考「ギンヤンマ属(Genus Anax Leach,1815)のギンヤンマ(Anax parthenope julius BRAUER,1865)とクロスジギンヤンマ(Anax nigrofasciatus nigrifasciatus OGUMA,1915)幼虫の形態の差異」について、より詳しい写真掲載資料です。
両種の中齢期~終齢までの頭部(背面から見た)形状の違いと頭部側面と側棘の形状の違いです。
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