日本(小笠原諸島・南西諸島を含む)に生息するギンヤンマの仲間は4種類です。
これまでも紹介してきたギンヤンマ・クロスジギンヤンマの他、南西諸島に生息し、台風などを利用して本州にもやってくるオオギンヤンマ( Anax guttatus BRUMEISTER,1939)、南西諸島に生息し、それ以北には見られないリュウキュウギンヤンマ( Anax panybeus Hagen,1867 ) などが含まれます。
それぞれ特徴がありますが、区別としては、オオギンヤンマのヤゴは他種のヤゴよりも頭部が上下に長い(高い)ことで区別できます。さらにギンヤンマは(クロスジギンヤンマ・リュウキュウギンヤンマ)と比較して、頭部全体が三角形に近い形状になる(後頭部が幅広く、やや角張る・複眼先端に膨らみが無い、など) さらに複眼内縁の淡色部が独特の形状(水牛の角のような形)になることで区別が出来ます。
残りのクロスジギンヤンマとリュウキュウギンヤンマですが、こちらは難しいですね。もっと精細な観察が必要になります。でも、ご安心を・・。両種は分布が殆ど重ならないのです。ですから同所で両方が見つかることはまず無い。といってよいと思います。
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