2016年6月22日水曜日

トンボ科幼虫の頭部での見分け-「アカネ型」と「シオカラ型」

「シオカラ型」のヤゴの大部分(と、いうよりもほとんど全て)はシオカラトンボ属(仲間)です。

オオシオカラトンボ幼虫の頭部(上) とシオカラトンボ幼虫の頭部(下)


「シオカラタイプ」のヤゴは、頭部(あたま)の形は円みのある横長の長方形で、複眼は、やや小さめ~小さめ で、頭の横幅と同じくらいか、やや内側にあり、頭の前寄りの斜めに「飛び出るように」付いているのが特徴です。

次に「アカネタイプ」のヤゴ(実は、トンボ科幼虫のほとんどがこのタイプに属します。こちらはバリエーションが豊富です。

 まずは、アカネ属の幼虫の頭部から。




 ネキトンボ(亜終齢)-上 ネキトンボ(終齢)-下


マユタテアカネ幼虫(上)


今度は、アカネ属以外のトンボ科幼虫の頭部形状のバリエーションです。


コシアキトンボ幼虫(上) とコフキトンボ幼虫(下)

 ショウジョウトンボ幼虫(上) ハネビロトンボ幼虫(下)

如何でしょうか?かなり色々なタイプの形がありますね。でも、

どの種類のヤゴも「シオカラタイプ」とは違う点があるのにお気づきでしょうか?

まずは「逆さ台形」の頭をしていて、複眼の大きさは、ふつう程度~大きめ で、頭の横幅の外側に出ているのが特徴です。

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