1) ギンヤンマ終齢幼虫 背面全形図
特徴 頭部は複眼が前後に細長く先端部は尖り気味となる。また、終齢幼虫では複眼内縁の淡色部(高分解能域-「身近なヤゴの見分け方」58ページ)が発達し、「水牛の角」状に伸長する(「トンボ通信」102号・「房総の昆虫」57号109㌻)。頭部前方は顕著に突出し、全体に三角形に近い形状となる。
翅胸部は幅広く逞しい。腹部背面に左右2本の淡色条がやや直線的に入り、8節あたりまで明瞭。腹部第7-9節に側棘がある。側棘は基部が太く、先端はやや外向きになる。
尾端部のmale projection は幅広く短く、尾毛の2/5・肛上片の1/5程度。尾毛は肛側片の1/2に達しない。
下唇側片図
亜終齢~終齢幼虫下唇側片は、くびれが強く、特に前方部の可動部分の基部外縁は強く盛り上がる。側片端鉤部は下縁が直線的で上縁先端部はやや盛り上がって、幅広く終わり下向きに鉤状となって、中片にほぼ垂直に接する。
#ギンヤンマ・ヤゴ #ギンヤンマ終齢幼虫
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