2015年8月2日日曜日

夏休み特別授業 5-「ヤゴの住む環境・・トンボが飛んでくる池」-♯河津町・下田市・南伊豆町

「どんな池にどんなヤゴがいるのか?」 その目安(めやす)として、トンボ(成虫)の飛来(ひらい・・飛んでくること)も重要です。

ヤゴが居そうな池に行ったら、まず「トンボが飛んでいるかどうか?」を確かめてみてください。

もし、その池のまわりをトンボがしきりに行ったり来たりしていたら、その池はそのトンボの「繁殖場所(はんしょくばしょ)」と考えてよいと思います。特にオオシオカラトンボやクロスジギンヤンマなど、「小さい池」を好む種類は確実性が増します。

池にトンボが飛んでくる場合

1 先ず♂が池のまわりをしきりに飛び回る・・これは「パトロール飛行」と呼び、♀を探すための行動です。

ギンヤンマ(♂)とパトロール飛行(下)




クロスジギンヤンマ(♂)とパトロール飛行



上の写真で、ギンヤンマの飛んでいる水辺は「周りが開けた明るい感じの水辺」、クロギンは逆に「やや薄暗い感じの小さな水辺」であることがわかりますね。「成虫(トンボ)がやってくる池(水辺)」が「ヤゴが住んでいる池」と言えそうですね。


こちらの2種類でも調べてみよう。


シオカラトンボ(♂)

オオシオカラトンボ(♂)


その他のトンボについても、「どのような環境の水辺にどんな種類が来るか?」 を図鑑などを参考に調べてみるのも面白いと思います(ただし、トンボは♂♀で体の色や模様が違うことがほとんどなので注意が必要です。) ヤゴを探すポイントとしても役に立つでしょう。


オオシオカラトンボの交尾


クロスジギンヤンマの産卵

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