ヤゴを採集して、家に持ち帰って観察するのはどの成長段階のヤゴがいいの?
ヤゴのどういう特徴を観察したいのか?にもよりますが、やはり最大の見どころは「トンボへの羽化(うか)」シーンの観察だと思います。その場合は終齢幼虫が一番適していると思います。
でも、終齢幼虫を採集・持ち帰る場合、是非とも守っていただきたいことがあります。
終齢幼虫でも「最初の頃」と「本当に羽化が直前に迫った時期」では、ヤゴの体に変化が現れます。
この絵はクロスジギンヤンマですが、「授業」3でも触れたとおり、クロギン(クロスジギンヤンマのこと)は秋~冬にならないと終齢になりません。でもギンヤンマをはじめ、今がこの時期のものも多いので、眼にする機会は多いと思います。クロギンに限らずどの種類のヤゴでもそうですが、右側のヤゴと左側のヤゴとでは、何所が違うか、見つけることが出来ましたか?
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