2017年2月23日木曜日

ヤゴをさがしてみよう(3) ヤゴのお持ち帰り方。

採集したヤゴを持ち帰るには。

容器は食品用の保存容器(小~中サイズ)など、身近に手に入るもので十分です。

ガラス瓶などの割れやすいものはなるべく避けましょう。

容器は数個用意しておきましょう。ヤゴはトンボと同じ肉食性で、自分より小さな動物は何でも食べます。また、ヤゴ種類によって(同じ種の場合でも)大小の差がある場合が普通で、大きい種(個体)と小さい種(個体)を同じ容器に入れると、共食いが起きるので、それを避けるためにも数個必要になります。

先ず、容器の底に少しだけ水を入れます。水草などが乾燥するのを防ぐため。


採集したヤゴを入れ、その上にヤゴと一緒に掬い上げた水草(水草の無い水辺の場合は底に堆積した落葉など)を入れます。

水はたっぷり入れる必要はありません。ヤゴは鰓呼吸ですが、その方法は魚とは異なり、水の中でなければ死んでしまうようなことはありません。ヤゴの体が湿っている状態であれば十分です。ヤゴを水の中に入れたまま持ち帰ると、移動の際の水の振動でヤゴが弱ってしまう場合もあって、むしろマイナスです。

個別の容器をまとめる大きなバケツなどがあれば理想的ですが、無い場合は個々の容器にフタをすることになります。その場合、フタに空気穴があるものを選びましょう。あるいは自分で穴をあけてもよいと思います。

ヤゴの採集は、家で飼育して、羽化させることが目的ですので、採集するヤゴは3頭程度(多くても5頭)が目安です。様々な種類のヤゴが採集できた場合は各1頭づつ、あとは写真撮影などもよい方法だと思います。その場合は採集した環境の写真も撮影しておくこともおすすめします。ノートに採集日時・天気・なども描き込んでおきましょう。

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