ヤゴは空を飛べないので、体の色が住んでいる環境によって、かなり違います。これから紹介するギンヤンマ属2種(ギンヤンマ・クロスジギンヤンマ)のヤゴは水草に掴まって生活しているタイプのヤゴなので、周囲に水草が多い池と水草のほとんど無い池では、同じ種類とは思えないほど色が違うことも珍しくありません。
尚、文中、誤字があるので、訂正致します。
ハネビロトンボの越冬幼虫を 確認して➡確認した
4. 両種幼虫がに見られ➡両種幼虫が見られ
です。
ギンヤゴとクロギンヤゴでは褐色系・緑色系それぞれで体色にやや違いが見られることも事実です。
褐色系の場合、ギンヤゴは鮮明な茶褐色や黄褐色になる傾向が強いですが、クロギンヤゴはやや暗めで曖昧な色になることが多いです。
緑色の場合でも、ギンヤゴが明るい、やや黄緑色に近い色になるのに対し、クロギンヤゴは黄色みの少ない、濃い目の緑色の個体が多い傾向になります。
これは、ギンヤゴが周囲の開けていて、解放水面(水草などが水面や水上に出ていない水面)がある池(池の大きさには関係しません。池そのものは小さくても上記の条件を満たせばよいのです)に多く見られ、クロギンヤゴが周囲に木陰が多い小さい池・・に多くみられる、ということを反映している結果、といえます。
私の住む地域で、両種幼虫が見られる池の4つのタイプの写真を掲載したので、ヤゴの写真と照らし合わせてみてください。
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