2015年7月27日月曜日

夏休み特別授業1 「身近かなヤゴを探しに行こう」

夏休み自由研究のための特別授業

 -身近なヤゴを探してみようー

  ギンヤンマとクロスジギンヤンマ


夏休みの自由研究としてヤゴを探してみませんか?

ヤゴの中には身近かな場所ー学校のビオトープや公園やお寺・神社の池などーにも住んでいます。

その中でもとくに見つけやすく・飼育しやすく・かっこいいヤゴが

ギンヤンマとクロスジギンヤンマのヤゴです。


 

    ギンヤンマ・ヤゴ           クロスジギンヤンマ・ヤゴ
  体長 4・5-5.5㎝                  体長 4.5-5.0㎝

ギンヤンマ・クロスジギンヤンマ 両方とも トンボの仲間(トンボ目)のなかでも「ヤンマ科」というグループに含まれます。
トンボ(成虫)とは異なり、ヤゴ(幼虫)はそれぞれのグループによって姿形がはっきり違います。ヤンマ科のヤゴはその他と較べると、


「大型(3センチ前後~5センチ前後で体が長く、目(複眼)が大きい」

という特徴があります。



いっしょに見つかる他のグループ(科)のヤゴと較べてみよう。


アカネ属の幼虫  体長 1.6-2.2㎝

シオカラトンボ幼虫  体長 2.1-2.4㎝
ショウジョウトンボ幼虫  体長 1.7-2.4㎝

オオシオカラトンボ幼虫  体長 2.2-2.4㎝

ウスバキトンボ幼虫  体長2.4-2.7㎝

コシアキトンボ幼虫  体長 2.0-2.2㎝



ちがいがわかったかな?







上から順に トンボ科 アカネ属(アカトンボ)・シオカラトンボ・ショウジョウトンボ・オオシオカラトンボ・ウスバキトンボ・コシアキトンボの幼虫(ヤゴ)です。

この中で、アカネ属は夏休みの時期は成虫(トンボ)になっているので、ヤゴはみつかりません。


その他にもビオトープや人工的に造られた池に多いグループとして、


イトトンボの仲間 があります。

 

                                                
 左 クロイトトンボの仲間         右 アオモンイトトンボ(アジアイトトンボの仲間)


この仲間のヤゴは腹端(ふくたん―お尻の先のこと)に3枚の「えら」がついているのがとくちょうです。ヤンマ科やトンボ科などのヤゴの「えら」はお腹の中にあるので、外側からは見えません。イトトンボるい の「えら」は、ちょっとしたことですぐ取れてしまいますが、だからといって死んでしまうわけではありません。「えら」の「つけ根」はちゃんと残っていて、そこで呼吸をしているからです。






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