前回、お話した
「おたまじゃくし」は人間でいう「胎児」の状態である。
意外とイメージし易かったのではないでしょうか?
この「イメージのし易さ」は何所からくるのでしょうか?
それは「人間」も「かえる」も「脊椎動物」である。という点にあると思われます。
脊椎動物(せきついどうぶつ) 頭部に「脳」があり、背骨でそれを支える体の構造をもった動物
それでは「無脊椎動物の変態」の場合はどうでしょうか?
これは、なかなか簡単にはいかない、ということになります。
例えば昆虫の場合、卵から孵化した幼虫は成長するにつれて体が大きくなりますが、羽化した成虫はもう体が大きくなることはありません。(理由は体の外側に堅い殻で覆われているため)
一方、か人間は勿論、子供から大人へと身体も成長し続けますし、かえるにしても、例えば変態後のヒキガエルは1.5センチ程度で、それが15センチ位になる「大人の」ヒキガエルになるのに5年程かけて「成長」するわけです。
その点でも両者には大きな違いがある。と言えるでしょう。
「昆虫の変態」については、このブログの5/28「トンボには蛹の時期はありません」で詳しく紹介したので、そちらをご覧ください。
♯『浅草かえるアート展』
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