2015年7月14日火曜日

ダイジェスト版『かえると水辺の昆虫たち』 vol.2

前回、お話した

「おたまじゃくし」は人間でいう「胎児」の状態である。

意外とイメージし易かったのではないでしょうか?

この「イメージのし易さ」は何所からくるのでしょうか?

それは「人間」も「かえる」も「脊椎動物」である。という点にあると思われます。

脊椎動物(せきついどうぶつ) 頭部に「脳」があり、背骨でそれを支える体の構造をもった動物

それでは「無脊椎動物の変態」の場合はどうでしょうか?

これは、なかなか簡単にはいかない、ということになります。

例えば昆虫の場合、卵から孵化した幼虫は成長するにつれて体が大きくなりますが、羽化した成虫はもう体が大きくなることはありません。(理由は体の外側に堅い殻で覆われているため)

一方、か人間は勿論、子供から大人へと身体も成長し続けますし、かえるにしても、例えば変態後のヒキガエルは1.5センチ程度で、それが15センチ位になる「大人の」ヒキガエルになるのに5年程かけて「成長」するわけです。

その点でも両者には大きな違いがある。と言えるでしょう。

「昆虫の変態」については、このブログの5/28「トンボには蛹の時期はありません」で詳しく紹介したので、そちらをご覧ください。

♯『浅草かえるアート展』

0 件のコメント:

コメントを投稿